赤十字講座の後にパイプオルガン2017年10月06日 00:38

 かれこれ2年ぶりぐらいだろうか。野間秀樹先生の講演を2週にわたり聴きに行って以来かと思うのだが、近頃めっきり記憶力が減退しているので、もしかしたら、その間に一度ぐらいは行ったかもしれない。白金台にある明治学院大学のキャンパスに先月末から通い始めた。
 同大学の国際平和研究所が「現代平和研究」と題して公開講座を開設している。そのひとつ「明学赤十字講座」を受講している。地下鉄一駅の交通費がもったいなくて目黒駅から運動がてら20数分を歩く。1回目には50人近くだった受講者が、2回目にして30数人ぐらいに減った。なかでも一般聴講者だと思われる3人が、私ひとりだけになってしまったのがさみしい。
 明治学院と赤十字。共に、150年前に創始者のボランティア活動から始まった二つの機関が、共同で人道的な課題に取り組むために開いている講座で、学生なら条件を満たせば履修科目ともなる。国際人道法や各種の支援活動の取り組みなどを14回にわたり多様な視点で学ぶことになるが、各回の最後に小リポートの提出が義務づけられている。一般聴講者はその対象外なのだが、いまのところ私も出している。自分の首を絞めているだけかもしれないが・・・。
 先日、講座修了後の帰り際、チャペルで音楽礼拝を行うというアナウンスがあった。今年は宗教改革から500年の節目だそうで、関連の曲目も演奏されているらしい。「バッハの時代の音色」として高い評価を得ている礼拝堂のパイプオルガン演奏を聴いてみたくて参加した。「天にまします我らの父よ」と題されたメンデルスゾーンのオルガンソナタは巧みな変奏で構成された壮大な楽曲だった。私のような者でも何となく背筋が伸びる。一度、この場で聴いてみることをお勧めする。

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