横浜港の非日常2023年10月29日 22:01

過日、地元の交流ラウンジの企画で、日本語学習者と一緒に横浜をめぐるツアーに参加しました。ルートは、元町中華街駅−>アメリカ山公園−>港の見える丘公園−>山手本通り−>イタリア山庭園−>元町->市バス21系統−>日本大通り駅−>象の鼻−>港内クルーズ乗船->象の鼻というもの。山手の西洋館は以前に韓国の大学生グループを案内したこともあるので、担当の学習者と本通りを急ぎ足で歩きながらも、点在する西洋館や教会・墓地などの説明ができました。港内クルーズには初めて乗ったのですが、大桟橋から山下埠頭を見ながらベイ・ブリッジを少し越えたところで折り返し、大黒埠頭から瑞穂埠頭、みなとみらい地区、新港埠頭などを、それぞれ海から眺める機会になりました。
 米軍のノース・ドックには曳航ソナーを備えた音響測定鑑、新港埠頭には海上保安庁第三管区の巡視船なども確認できました。この日、大桟橋には大型客船が寄港していませんでしたが、新港埠頭には「えとぴりか」と呼ばれる北方(領土)四島との交流事業に使われる船舶が入港していました。観光地の客船の近くに、当たり前のように軍事・外交に関わる船舶が停泊していて、“有事”という名の下に出港していくのでしょう。地上における災害対応車レッド・サラマンダーのように、海上における本格的な災害救助船のようなものを造る気は残念ながらあまりないようですね。
 海上は風が強いので、防風用に軽い上着を用意するよう事前にLINEでアドバイスしたのも正解でした。屋上のデッキは揺れも大きく、10年ぶりの乗船は口数も少し減るような乗り心地です。それでも、日常から少しだけ離れる感覚を思い出し、一緒に行きましょうと誘ってくれた学習者に感謝しています。

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