平和の俳句への投稿2018年08月24日 13:22

 選に漏れてから1週間も経ったので、そろそろボツ原稿を公表してみることにした。
 “平和とは日本語で問う留学生”
 東京新聞が以前に募集・掲載していた「平和の俳句」という企画を今年8月15日に1日だけ復活した。それに一句だけ応募したものが前述の“句”だ。季語は無い。「平和」を季語にという話も時々聴くが、それを意識すること薄い戦後生まれの私には良くわからない。いや、どちらかと言えば、少し眉唾を付けてみたくなるぐらいのことだったかもしれない。それでも応募したのは、この言葉を日本語で説明することの難しさをずっと考えていたせいでもある。
 ちなみに「作品の背景、一句に込めた思い」という質問には次のように答えた。「海外から日本に来た留学生の日本語学習を支援するボランティアです。戦争の予感まで漂わせる胡散臭い社会になりつつある中、留学生との対話の中に、それでも日本はまだ平和だという言葉が出てきました。いつまでも、彼らにそう思われる国であってと願わずにはいられません。」