本質を伝えるメディア2021年07月24日 12:32

先週、長時間の特別番組で放送が休止となった「報道特集」。満を持した特集の一つ目は“五輪”の舞台裏を独自取材したもの。心ある人は良く分かっていて、“広報”ニュースと化した某局などには送らず、現場主義に基づいて事実を伝えてくれる番組を選んで提供するようになっている。
 致命的な判断の遅れで直前になって無観客開催となった、この国際スポーツ大会で、会場に参加するボランティアの為に用意された大量の弁当が、賞味期限を待たずに廃棄されている現状があるそうだ。VTR後の編集長の言葉では、今後、消毒や暑さ対策用のグッズ類も同様に未使用のまま廃棄される可能性が懸念されている。当然のことだが、こうした無駄な運営資金にも国税や都民税が投入される。
 我が家では、カミさんも全く興味が湧かないとのことで“感染しない”テレビ観戦もしないので、今日初めて開会式映像のごく一部をこの番組で観た。もちろん「報道特集」は会場の廻りで行われた反対運動も取材している。
 特集の第2部は「ヘイトスピーチ」だが、とりあえず見るのは後にして書いた。テレビに関していえば、今や、この番組が一服の清涼剤で精神安定剤にもなっている。