オワコンの実態2021年05月10日 11:41

テレビがオワコン(終わったコンテンツ)と言われて久しいが、受信料を徴収する“公共放送”NHKも生き延びるのに必死だ。緊急事態宣言が一部ではあれ再々度発令されて迎えた大型連休の初日。4月29日のテレビ欄は外出自粛を促すような新鮮なコンテンツに溢れるものだと思っていた。
 結果は見ての通りである。少なくも同様の編成は連休最終日の本日も続いていた。再放送を表す「再」はもちろん、直近でなければ「選」というキーワードも使う。著作権上の処理が違えば、大昔のコンテンツ(自局ドラマ・洋画など)は新規扱いだし、「SP(スペシャル)」や「蔵出し・お宝・名場面・」も再編して出せる。その中にあって、連日放送している新番組もあるにはある。『聖火リレー』だ。
 昨年、経営計画でBSやラジオのチャンネル再編計画を発表したが、4,8Kのスポーツ中継は大相撲しかないようで、五輪の中止でパブリックビューも無くなれば普及は見通せない。そもそもYoutubeなどスマホの画面で十分だというZ世代が超高画質など喜ぶだろうか。新放送センターや大阪局の整備で番組制作予算は削られる一方、コンテンツ制作能力も確実に劣化している状況が現れ始めているが、もっと根本的なメディア再編を考える時が来ているのではないか。
 それとも、昨今は「テレスクリーン」への変貌を考えているということだろうか。

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