亡国への道筋2023年09月30日 21:31

今日は退職してちょうど10年の節目。定年退職後はのんびり過ごしたいという想いは、以下に挙げた2013年の秋から暮れにかけての自公政権の愚策の中に埋もれました。この10年間の国の壊れようはもう取り返しのつかないところまで来ています。最初の兆候にそれぞれ追記した3年前の状況よりも、さらに深刻です。2013年、20年、23年の経緯を並べました。
日米防衛指針再改訂 10月 3日
 日米2+2 ->更なる軍事一体化 -> 統合司令部創設で国レベルの傭兵化
武器輸出解禁    10月 9日
 三原則を見直す方針 ->武器輸出三原則撤廃 -> 殺傷兵器も輸出解禁
原発輸出推進    10月29日
 トルコで建設合意 ->断念 -> 安全対策費の急騰で総崩れ
道徳教科化     11月11日
 文科省の有識者会議 ->一昨年度から小・中で順次開始 -> ’24年度教科書で検定意見増加
国権拡張      12月 3日
 大河「花燃ゆ」発表 ->全体平均で当時最低の視聴率 -> NHK帯ニュースの政府広報化
核燃料サイクル   12月 6日
 経産省がエネルギー基本計画案で原発推進 ->未だに継続 -> 最終処分場の調査も頓挫
愛国心       12月10日
 安全保障に盛り込み ->経済徴兵制検討 -> “人権”削除の改憲準備
共謀罪       12月11日
 組織的犯罪処罰法検討 ->成立、盗難車事件に適用 -> 学術会議任命拒否の6人は異論
戦時予算      12月12日
 税制大綱決定 ->消費税増税、法人税率年々低下 -> 43兆円の亡国予算がさらに膨張
特定秘密      12月13日
 保護法公布 ->今年の改定で企業の利活用拡大 -> 自衛隊員による漏洩
国家安全保障戦略  12月17日
 閣議で策定 ->大量の武器購入 -> 対米追従で武器ローン地獄
靖国参拝強行    12月26日
 談話発表、米国政府は失望 ->続く閣僚参拝 -> 岸田首相は供物奉納を継続
沖縄基地移転    12月27日
 仲井真知事が正式承認 ->工事強行、完成のめど立たず ->軟弱地盤で工費底なし
 2014年末に当時史上最低の投票率となった衆議院選挙で、国民は自民党に圧倒的な勝利を与え、続く三度の衆議院選挙においてもそれより低い投票率で安倍・菅・岸田政権の亡国へとつながる酷政を放置しました。加えて、拝金主義による“公的”事業の中抜きと輸出大企業への消費税還付、汚染水放出の穴埋めなども続き、来月からのインボイス開始でいよいよ致命的な状況を招くのは必定です。
 まぁ、それでも半数近い国民は何の痛みも怒りも感じないのでしょうね。大変な老後になりました。

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