自己満足のメディア ― 2022年03月05日 22:00
昨日、行きつけの病院で、新型コロナウィルスワクチンの3回目の接種を受けてきました。当日は注射部位あたりに痛みは出たものの軽い症状でしたが、夜半から本日の午後にかけて、段々と筋肉痛のような痛みと倦怠感が全身に広がってきました。微熱もあって何もする気が起きないので、撮り溜めてあるビデオをのんびり観るぐらいで過ごしています。
ただ、土曜日なのでTBSの「報道特集」だけは確認すると、金平さんは引き続きウクライナに滞在中で、国境近くの街から少し北にある大きな街にも足を延ばし、被害を受けた市民を取材していました。他に外電や防衛専門家の取材を交えながら伝える情報は、今のマスコミの中で一番信頼に足るもので、1週間に一度の放送ですが、こうした番組が残っていることにホッとします。
政治の一勢力の広報に堕した某局のニュースなど足元にも及びませんが、一方で同局が放映するドキュメンタリーの中には優れたものが少なくありません。今日も、弱者に目を向けた番組をカミさんが観ていたので、ちょっと覗いたところ、とても気になることがありました。それは、画面にスーパーする文字のアウトラインに黒エッジを付けず白い文字だけをそのまま載せてあり大変読みにくいということです。編集室の暗い環境で、解像度の高いマスターモニターで見ていたら、それほど気にならないのでしょうが、メディアは情報が届く場でどのように受け止められるかを考えなくてはなりません。見た目ばかりを優先して肝心の情報が視聴者に届かなくては何の意味もありません。情緒に流れて本来伝えるべきことが疎かになっては本末転倒です。見聞きした人に何かしら“動くきっかけ”を作ることが放送というものの醍醐味なのだと私は考えていますが、最近自己満足に終わっているものが増えていると感じます。
ただ、土曜日なのでTBSの「報道特集」だけは確認すると、金平さんは引き続きウクライナに滞在中で、国境近くの街から少し北にある大きな街にも足を延ばし、被害を受けた市民を取材していました。他に外電や防衛専門家の取材を交えながら伝える情報は、今のマスコミの中で一番信頼に足るもので、1週間に一度の放送ですが、こうした番組が残っていることにホッとします。
政治の一勢力の広報に堕した某局のニュースなど足元にも及びませんが、一方で同局が放映するドキュメンタリーの中には優れたものが少なくありません。今日も、弱者に目を向けた番組をカミさんが観ていたので、ちょっと覗いたところ、とても気になることがありました。それは、画面にスーパーする文字のアウトラインに黒エッジを付けず白い文字だけをそのまま載せてあり大変読みにくいということです。編集室の暗い環境で、解像度の高いマスターモニターで見ていたら、それほど気にならないのでしょうが、メディアは情報が届く場でどのように受け止められるかを考えなくてはなりません。見た目ばかりを優先して肝心の情報が視聴者に届かなくては何の意味もありません。情緒に流れて本来伝えるべきことが疎かになっては本末転倒です。見聞きした人に何かしら“動くきっかけ”を作ることが放送というものの醍醐味なのだと私は考えていますが、最近自己満足に終わっているものが増えていると感じます。