やさしい日本語は誰に? ― 2018年02月18日 22:37
昨日、中国人の日本語学習支援を済ませ、横浜から西早稲田へ向かった。学習院女子大学が主催した「〈やさしい日本語〉と多文化共生」というシンポジウムに参加するためだ。参加者の多くが日本語教育関係者でもあり、「やさしい日本語」については既にその概要を知っていることが前提のように議事は進行した。
もともとは阪神・淡路大震災がきっかけで、被災した外国人へどのような情報提供を行ったら良いかという観点から検討され始め、今も大阪大学や弘前大学などで研究が続けられているが、その一方で、災害対策としてでなく、今後の人口縮小などに備えた外国人の受け容れに対応する、平時に用いる“わかりやすい”日本語の必要が浮かび上がってきた。
シンポジウムの題目にある〈 〉付きの「やさしい日本語」とは、そうした平時の“わかりやすい”日本語の特徴となる“易しい”と“優しい”を併せ持った日本語を意味する表現で、研究の中心でもある一橋大学の庵(いおり)教授が積極的に採用している表記なのだ。既に一昨年の夏に公刊された『やさしい日本語』(庵功雄著、岩波新書)の中でも触れられている。
語彙や表現、語順などを含め、日本語を“わかりやすく”するための工夫が研究され、既に対話学習本や論文集なども出ている。講演やパネルディスカッションのほか、二日目の今日は各地での様々な取り組みがブースで発表されたようだが、あいにく別用があって行けなかった。
前掲書も含め、まだ詳しく内容を理解しているわけではないが、外国人に“わかりやすく”日本語を説明することそのものが日常の営為になりつつある私にとっては、とても気になる。ただ、このテーマを、人口減少が避けられない日本社会への課題とする基調講演や、観光開発のアプローチとして進める広告代理店のパネル報告など、個人として取り組む以上の展開などもシンポジウムでは紹介されていた。だから、2020年の東京オリンピックなどとは無関係に、日本を訪れ、住み続けようとする外国人への自分なりの関わり方と併せて、じっくりと考えていきたい。
もともとは阪神・淡路大震災がきっかけで、被災した外国人へどのような情報提供を行ったら良いかという観点から検討され始め、今も大阪大学や弘前大学などで研究が続けられているが、その一方で、災害対策としてでなく、今後の人口縮小などに備えた外国人の受け容れに対応する、平時に用いる“わかりやすい”日本語の必要が浮かび上がってきた。
シンポジウムの題目にある〈 〉付きの「やさしい日本語」とは、そうした平時の“わかりやすい”日本語の特徴となる“易しい”と“優しい”を併せ持った日本語を意味する表現で、研究の中心でもある一橋大学の庵(いおり)教授が積極的に採用している表記なのだ。既に一昨年の夏に公刊された『やさしい日本語』(庵功雄著、岩波新書)の中でも触れられている。
語彙や表現、語順などを含め、日本語を“わかりやすく”するための工夫が研究され、既に対話学習本や論文集なども出ている。講演やパネルディスカッションのほか、二日目の今日は各地での様々な取り組みがブースで発表されたようだが、あいにく別用があって行けなかった。
前掲書も含め、まだ詳しく内容を理解しているわけではないが、外国人に“わかりやすく”日本語を説明することそのものが日常の営為になりつつある私にとっては、とても気になる。ただ、このテーマを、人口減少が避けられない日本社会への課題とする基調講演や、観光開発のアプローチとして進める広告代理店のパネル報告など、個人として取り組む以上の展開などもシンポジウムでは紹介されていた。だから、2020年の東京オリンピックなどとは無関係に、日本を訪れ、住み続けようとする外国人への自分なりの関わり方と併せて、じっくりと考えていきたい。