引き返せるかもしれない最後の夏2022年06月24日 22:33

この7月に行われる参議院選挙が終われば、大手マスコミが好んで使う“政局”は、衆議院の解散がない限り3年半もの長い期間“無風”となります。現状の会派勢力が変わらないと、今後予測されるのは歴史修正主義者が望む“改憲”です。
 約16年前の2006年、当時の安倍政権が“改正”した教育基本法は、前文から「平和」と「個性」を消し、新たに「正義」と「公共」を付け加えるものでした。同時に進められた教育職員免許法“改正”は、3年後の導入以降、教職の非正規化にまつわる混乱を引き起こし、学校教育の荒廃をもたらしています。
 同様に、再登場した安倍政権の負債をそのまま引き継ぐカタチで、現体制が目指す憲法の“改正”も、自民党草案をみれば、前文から「享受・信義・対等」が消え、「帰属・気概・正義」が付け加わります。戦争の惨禍を経て生まれた平和・民主主義的な思想は、戦後80年であえなく葬り去られるのでしょうか。
 “彼ら”がいうところの日本の伝統は、個人から尊厳を奪い取り、”公”の名で個人を圧殺する社会の再来を意味します。東京五輪の“踏み絵”に始まる日本国憲法の棄教は、この夏から本格的な「禁令」へと進むのかもしれません。
 「何も変わらない」・「他に良さそうなものがない」と思っているうちに「いつのまにか最悪の状態になっている」と気付いた時はもう遅いのですが…。この夏は二度と戻ってこない。

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