うさんくささの嗅ぎ分け ― 2021年05月13日 11:43
生来の性格なのか、ちょっと“いかがわしい”ものに惹(ひ)かれる。怪しげではあるが、確かなものに裏付けられていることが自身の判断で窺(うかが)えれば、対象に関わらず興味が湧く。他人(ひと)のことは知らないが、私にはそうした経験が数知れないほどある。
一方で、“胡散臭(うさんくさ)い”ものは苦手だ。そして、なぜか多くの人がそちらに引き寄せられるようだ。この二つの言葉に間にある微妙な違いを、それこそ江戸時代の庶民は良く解っていたのではないだろうか。理想的な社会を夢みながらも決して訪れることのないと誰もが考えていた封建社会が、少しずつ、しかし確かな足取りでほころび始める予感を、幕末の人びとは持っていたような気がする。
歴史から学ぶというのはそういうことなのかもしれない。
一方で、“胡散臭(うさんくさ)い”ものは苦手だ。そして、なぜか多くの人がそちらに引き寄せられるようだ。この二つの言葉に間にある微妙な違いを、それこそ江戸時代の庶民は良く解っていたのではないだろうか。理想的な社会を夢みながらも決して訪れることのないと誰もが考えていた封建社会が、少しずつ、しかし確かな足取りでほころび始める予感を、幕末の人びとは持っていたような気がする。
歴史から学ぶというのはそういうことなのかもしれない。
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