皆既月食を眺めて詠める2022年11月09日 23:42


秋憂(トホ)

国破会社在
使途笊抜多
憂時又職探
恨病咳驚心
邪宗三十年
家財消献金
薄給減租昇
全欲不帰灰

国破れて 会社在り
使途ざるにして 中抜き多し
時に憂いて 又も職を探し
病を恨んで 咳にも心を驚かす
邪宗三十年
家財献金に消える
薄給減って 租らは昇りし
全て灰に 帰(き)さざらんと欲す