療養になっているのか?2021年01月25日 10:58

「自宅療養“者”」なる不思議な言葉が広がっている。病院以外であっても、ある程度管理された場所で症状に応じた医療行為が行われるのであれば“療養”という名称も納得がゆくのだが、保健所等からの連絡以外、適切な管理下にはない自宅で過ごしている場合は、たとえば疲労などに対する“静養”に限りなく近い印象がある。そこに至った事情はもちろん、対応している現場が大変な状況にあることは承知しているつもりだが、急に“重症化する感染症”においては馴染まない用語であり、「安全」よりも「安心」に重きを置くこの国ならではの言葉遣いだ。だからなのか、週末の寒気が緩み暖かな日射しが溢れた今日など、いつもより人出が多く見える。珈琲豆を買いに出かけそんなことを思った。実態としては「待機病状者」というところではないのだろうか。

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