コロナ禍中のブックガイド2020年08月03日 12:39

『カムイ伝講義』で有名な江戸研究者田中優子氏が「総長から皆さんへ」という学生・教職員向けの“メッセージ”を法政大学ホームページに載せている。「あなたの言葉をみつける旅に出てください」と題した第1信では「今こそ、読もうと思っていた本を読む」ことを薦めている。そのせいか、最新の第15信までに様々な本が紹介されている。その中から適当にピックアップすると、石牟礼道子『苦界浄土』、パオロ・ジョルダーノ『コロナの時代の僕ら』、小松理虔『新復興論』、島田雅彦『カタストロフ・マニア』・『徒然王子』、『芭蕉七部集』、石川淳『普賢』、ナシム・リコラス・タレブ『反脆弱性―不確実な世界を生き延びる唯一の考え方』、松岡正剛『フラジャイル弱さからの出発』、池上英子・田中優子『江戸とアバター』、ユヴァル・ノア・ハラリ著『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』、渡辺京二『逝きし世の面影』、飯嶋和一『出星前夜』・『星夜航行』、吉田修一『横道世之介』・『続・横道世之介』、内田百閒『まあだかい』等…。
 8月から東京新聞で小説の連載を開始した島田雅彦が、自身のツイートで、この“メッセージ”が卓越したブックガイドになっていると紹介していました。確かに面白いラインナップです。

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