テイクアウトのトンカツ2020年05月26日 11:31

不安を抱えたままでの非常事態宣言解除で、街もまだ何となく“及び腰”な感じがある中、本格的な再開が待ち遠しい飲食店も多い。最寄り駅ではないが、JRを使って桜木町や関内方面に出るときは利用する菊名駅のすぐ近くに「かつき」という名前の“とんかつ”店があって、カミさんと二人で時々食べに行く。このところは通常営業が難しいので、テイクアウトに限った弁当販売を行っているが、そのトンカツ弁当を電話で予約注文し散歩がてらに取りに出かけた。
 マスクをしていると蒸し暑さが募る陽気だが、さすがに街を往く人の9割方はまだ着用している。いつもより、やや人が少ない駅前も、車列はあまり変わらないように見える。店前に着くとビニールで覆われた入口で弁当の受け渡しをしていた。その場で申し込んでも10分ほどで出来るようで二人ほど並んでいる。対人距離を微妙に取りながら少し待つとほどなく番が来て注文した弁当を受け取った。
 トンカツは外国人が好きな日本食の一つだそうである。材料はごく限られているにも関わらず、家庭でおいしく作るのが難しく、極端に言えば、この一品だけで外食の商売として成立するものは他になかなか見当たらない。個人的には、あの噛んだときの衣の“サクサク”と肉の“ギュッ”による歯触りと咀嚼音の混合が食体験を豊かなものにしているからだと考えている。次は揚げたてが食べたい。

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