大倉山シネマサロン2019年05月06日 12:32

少し前にも触れたことだが、年明け早々から先週の火曜日まで、頭の片隅から離れない懸念があって、それがようやく片付いたところで、こうやって怒濤のように書き出した。考えていた以上のプレッシャーから解放された気分だったからだ。
 先週「大倉山シネマサロン」というイベントを開催した。主催者としてである。毎年3月、二日間にわたって開かれる大倉山ドキュメンタリー映画祭で実行委員を務めて4年、その長編の実写ドキュメンタリーを中心にした上映ラインナップからこぼれ落ちる短編を個人的に取り上げてみたかったことが一つ。また、日本語学習を支援した留学生が東京藝大アニメーション専攻であり、「アニメーション・ドキュメンタリー」という当初は聞き慣れない言葉について彼と多くの時間を費やして語り合ったことがもう一つの要因である。
 上映したのは『birth つむぐいのち』という3本のオムニバス作品。合わせて20分に満たない短編である。妊婦の体験記を元にアニメーション作家が創ったものだ。アニメーションは制作素材によって全く違う様相を見せることが良くわかる構成にもなっている。個人的な関心で言えば、「いのち」という言葉に惹かれ、“つむぐ”という言葉に一コマずつ気が遠くなるような時間をかけて創るアニメーションの本質を感じた。
 総合監督の若見ありささんを迎えて話を聴き、簡単なアニメーションの実演も見せてもらった。チラシを配り、一部の新聞やFacebookなどのSNS等で紹介した結果、講師・スタッフを含めた23名の入場者があり、当の留学生には進行役を引き受けてもらった。そうして、何とか格好が付いて無事に終わることができた。
 私自身の頼りない問題意識を多くの友人・知人が補ってくれたことは間違いない。それが何より嬉しかった。それが、こうして勢いづいて書いていることに繋がっている。以前、韓国語を習うために横浜のコリ文語学堂に通っていた頃、「Koribook」という名の受講生SNSがあって、そこにとりとめのない文章をアップしていた。その極めて個人的な営為にいつも反応し支えてくれた(?)人がいたことで今がある。すべては“ぷくニム”から始まったのだと懐かしく思い出している。

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